レッスンプロへの道
2018/11/15 (Thu) 13:51
【はじめに】
年1回「日本健康麻将協会」にてレッスンプロ養成講座が開かれており、2日間の講座を受け、試験に合格した人間にレッスンプロとして認定をし、会員となって、活動が認められます。
※ただし、日本健康麻将協会に活動内容を事前に報告する義務アリ
※そりゃそうですよね、協会の名を使ってヘンな活動をされても困りますし。ぼったくり健康麻将教室とかw MLMとかw
通常6月ごろに募集開始、8月ごろに実施でしたが、今年は会場が変更された結果か7月募集開始、9月実施となりました。
※恐らく来年からもこの会場・日程になるんじゃないかなあと推測
申し込みはメール、FAXなどなど。参加費は3万円。結構お高いですが、会社などで受けに行くような研修で、2日間受けに行くと思えば高くはないですね。むしろ安い。
当日払いなのでドタキャンもOK。
※嘘です。ダメ!絶対!
【養成講座ってどんなことするの?】
2日間しかないので駆け足です。
レッスンプロなので、あくまでも「教える」ことを主眼において講義が行われます。特に「対初心者」を重点においています。
・牌の説明(種類、数)
・4枚麻雀7枚麻雀
などなど・・・
もちろん、「健康麻雀とは何ぞや?」など概念的な講義もあります。
1講義20~60分程度で、適宜休憩を挟みながら行われます。
好き嫌いはあるかもしれませんが、講義は結構楽しいです。まあ、興味を持って参加している講座ですから楽しいに決まってるんですがw 講師の方の説明もきちんとされていて、疑問にも答えてくださいますし、麻雀指導について右も左もわからない(けど麻雀は知っている。教えてみたい!)ような方でも十分理解の出来る講義です。
【注意点】
残念なことにこの会場(貸会議室)、飲食物の持込が不可なのがかなりネック。飲み物自体は提供いただけるのでのど渇いて死んじゃう!みたいなことはありませんが、好きな飲み物が飲めないのはちょっとつらいかも。
お昼についても外で食べざるを得ません。ちなみに周りにはそこそこお店があるので食いっぱぐれることはないと思います。
※で、私は立川マシマシ(9/25記事参照)に行った、というわけです。
【あとは?】
1日目の終わりに2分間スピーチが行われます。どうしてこの場にいる(=レッスンプロを目指そうと思った)のか、今後の抱負など。2分にまとめて発表します。時には2分を超えてしまう人もw
40人いたので、80分間延々とスピーチを聞くのはちょっとしんどいですね・・・聞くこと自体は楽しいんですが、自分の番が来るまでドキドキしなければいけないので、結構精神的にしんどいかも。
【麻雀しないの?】
2日目の午前中のみ実践があります。生徒には「字牌から捨てていきましょう」と教えているのに、道中、リーチ対応用に字牌をのこしちゃって、わたしを含め、みんな怒られてましたw
基本的には普通に点数計算ができ、マナーよく麻雀出来ることが受講前提なので、所作がおかしい人はあまりいなかったようです。
【気になったこと】
講義中、何切る問題。
「1279」と持っていて、どこから捨てる?といったときに、ドヤ顔で「2」と答えたおっちゃんがいたこと。雀荘じゃないんだからさ・・・と思ったのは内緒。
あくまでも麻雀の基礎を教えるので、ヤバい内側から先に捨てるとかそういうテクニックは不要で、素直にいらない順に捨てていきましょうという講師の回答でした。
※正解は「1」。「9」でも不正解ではない。端牌を選択するように教えるということが大事
カンしたときのリンシャンの扱いすらわかってないおっちゃんがいた。
雀荘上がりのオーナーが健康麻雀にシフトすべく受講したり、単に興味があって受講するケースがあったり(これは私)、参加動機はさまざまなようですが、「大丈夫かこの人・・・」と感じた人は2~3人はいましたね。
【そして最後のテスト】
競技プロと違って、実技とかはありません。ペーパーのテストのみになっています。試験時間60分。ダッシュで終わらせれば15~20分程度で終われる問題です。終わったヒトから解散となります。
※「実践演習は試験には入りません」と謳っていますが、もしかしたらしれっと入っているかもしれませんね
基本的にはテキスト(勉強したこと)を頭に入れておけば合格できると思うのですが(具体的には書きません)、ひとつ間違えると全部間違える可能性のある穴埋め問題など、ちょっと酷な試験問題もあり、合格点を得るのがちょっと難しいかなあ(ひとつの失敗で不合格になりうる)と感じました。
あ、また、競技プロの一部団体のプロ試験みたいに「一般常識」や「漢字の書き取り」などはありません。
【合格率】
2018年 27/40(67.5%)
毎年、20~30名前後の合格者が出ており、かつ、定員が50名前後のようなので合格率は60~80%程度と推測できます。
ただし、講座のみの受講で、認定試験を受けない『聴講』という受講形態もあるようなので、そのタイプの受講者がいる場合は、もう少し合格率はあがるかもしれません(が、レッスンプロになりたいから来ている人が大多数でしょう)。
え?こんなに低いの?と思ったりもしました。個人的には「受からせるための試験」だと思っていたので、合格率自体は100%に近いものかと考えていたのですが、結構厳しいようです。
上記の通り、ペーパー試験がすべてなのでちょっとミスると残念な結果になってしまうかも。
そんな感じで、ご紹介してみました。
Mリーグも始まり、ちょっとだけ健全な方向に向かっている麻雀。少しでも興味をもっていただければ幸いです。